コラム・調査レポート
2017.02.10
食品
北陸地域で圧倒的な存在感のカニ風味かまぼこ
今回はかまぼこ(日経商品分類021)をテーマに分析してみたい。早速ABCランキングで2017年1月の月次データ(全国/日経収集店舗・全スーパー)を使いかまぼこの売れ筋を調べた。トップ5はいずれもカニ風味かまぼことなった。
金額は千人当たり販売金額。
1位 一正 サラダスティック78G(4970050061220)316円/千人
2位 スギヨ ロイヤルカリブ乳酸菌入り 5本(4901737827228)85.5円/千人
3位 日水 海からサラダフレーク120G(4902150363959)72.4円/千人
4位 カネテツ ほぼカニ特製黒酢付(4901320142004)63.1円/千人
5位 堀川 ニューサラダアラスカ かに風味かまぼこ7.8G×10(4902526020738)57.6円/千人
板付きの紅白のかまぼこは年末年始の食材として12月に多く出るが、POSEYESを使えば通年ではカニ風味かまぼこがよく売れていることも分かる。
続いてトップ5の商品について地域別に分析してみる。商品ごとの地域別販売状況をCSVファイルでダウンロードした後、Excelで集計した(下図)。全国集計では一正蒲鉾の「サラダスティック78G」が他の4商品を引き離して1位となったが、地域別では北陸地域でスギヨの「ロイヤルカリブ乳酸菌入り5本」が圧倒的に支持されていることが分かる。冬の北陸地方の代表的な味覚と言えばカニであるが、そうした食文化もカニかまの消費増に寄与していることだろう。同商品は2016年3月に「ロイヤルカリブ」の後継商品として登場した新商品である。
製造販売元のスギヨは石川県七尾市に本社を構える老舗の水産加工食品メーカで、カニかまの元祖である。同社のホームページには昭和42年に世界で初めてカニ風味かまぼこ「かにあし」を開発、販売したとある。技術力は折り紙つきで、同社の高級カニかま「香り箱」は平成18年度第45回農林水産祭で天皇杯を受賞している。これからも消費者を魅了し続けるスギヨの新商品開発に期待したい。
金額は千人当たり販売金額。
1位 一正 サラダスティック78G(4970050061220)316円/千人
2位 スギヨ ロイヤルカリブ乳酸菌入り 5本(4901737827228)85.5円/千人
3位 日水 海からサラダフレーク120G(4902150363959)72.4円/千人
4位 カネテツ ほぼカニ特製黒酢付(4901320142004)63.1円/千人
5位 堀川 ニューサラダアラスカ かに風味かまぼこ7.8G×10(4902526020738)57.6円/千人
板付きの紅白のかまぼこは年末年始の食材として12月に多く出るが、POSEYESを使えば通年ではカニ風味かまぼこがよく売れていることも分かる。
続いてトップ5の商品について地域別に分析してみる。商品ごとの地域別販売状況をCSVファイルでダウンロードした後、Excelで集計した(下図)。全国集計では一正蒲鉾の「サラダスティック78G」が他の4商品を引き離して1位となったが、地域別では北陸地域でスギヨの「ロイヤルカリブ乳酸菌入り5本」が圧倒的に支持されていることが分かる。冬の北陸地方の代表的な味覚と言えばカニであるが、そうした食文化もカニかまの消費増に寄与していることだろう。同商品は2016年3月に「ロイヤルカリブ」の後継商品として登場した新商品である。
製造販売元のスギヨは石川県七尾市に本社を構える老舗の水産加工食品メーカで、カニかまの元祖である。同社のホームページには昭和42年に世界で初めてカニ風味かまぼこ「かにあし」を開発、販売したとある。技術力は折り紙つきで、同社の高級カニかま「香り箱」は平成18年度第45回農林水産祭で天皇杯を受賞している。これからも消費者を魅了し続けるスギヨの新商品開発に期待したい。